みなさんこんにちは。ジグソーの澤田です。
朝は寒く、昼間は暑くといった服装には困りますが、過ごしやすい季節に突入しました。(金木犀の香りが好き)
体調にはお気を付けください。さて今回のコラムのお題はこちら。
生コンクリート材料の砂利と砂
みなさん砂利や砂と聞いてどれも一緒でしょ。と思うかもしれません。
ぼくはこの業界に入るまで、公園の砂場にある砂利や砂と一緒なんだろうと思っていました。
しかし、入ってびっくり。全く違いました。
まず砂利や砂の品質があることにびっくりしました。
粒の大きさ、粗さ等事細かに決められているのです。
さらにちょっと変化するだけで生コンクリートの品質にもかなり影響してきます。
・砂利
まず砂利の大きさですが、大きく分けて「最大寸法40mm」「最大寸法20mm(25mm)」の2種類があります。
40mmは主に擁壁やダム等の土木工事で多く使われ、
20mm(25mm)はマンションやビル等の建築工事で多く使われます。
単純に粒が大きいか小さいかで認識していただければと思います。
また工場に入荷してくる際は「4020」「2005」という数字で入荷してきます。
前者は「40mmが最大で20mmが最小」。後者は「20mmが最大で5mmが最小」となります。
このmm内の砂利を積んで入荷してますよという意味です。
また生コンクリートの配合を組むときも、この4桁の数字は業界用語としてよく使われます。
・砂
次に砂です。砂は種類が多いのと地域によって使用する材料が変わるため、一概には言えません。
例に挙げると「川砂(川から採取)」「山砂(山から採取)」等あります。上記の砂利も同様に種類豊富で、
砂は生コンクリートの品質にもっとも影響を受ける材料といっても過言ではありません。
砂のため粒の大きさが細かく粉末体になるためです。
また最近大きな問題視されているのが、「砂不足」です。
砂が採取できる量が年々減ってきており、毎年値上がりもされております。
ゆえに生コンクリートの価格も上げざるを得ない状況となっております。
・CSOの心の声
材料の価格が上がるから、生コンクリート自体の価格も上げればいいという単純な考えではなく、
もっとお客様のことを考えなけばと思います。
それは商売すべてに言えると思います。例えば飲食店で食材の価格が上がっているとします。
A店では価格が上がったのでしょうがないと値上げ。B店では据え置きの価格。
この場合B店のほうが企業努力をしていると感じるのは誰にでもわかる話だと思います。
生コンでも同じことで元々生コンクリートは「高いもの」なので、
よりもっと深く考えないと、お客さんに「高いからなー」だけの印象を残す一方です。
なので、ぼくらの会社JIGSAWでは現場で余った生コンクリートを再利用して、再生砕石を使用してもらったり、
その再生砕石を配合した生コンクリート擬きを作って出荷したり、
コンクリートブロックを作製したりといろいろな試みをしており、
お客様に生コン以外の部分で付加価値を付けて喜んでいただけるよう努力している次第です。
深い話はまたの機会に。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
ドライテックナビ CSO 澤田宗一郎
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