みなさん、こんにちは。
ジグソーの澤田です。8月が終わり、9月に入りちょっとは秋が見え始めたかなと思いきや、あまり見えませんね。
さて今回のコラムの題材はこちら。
生コンクリートの制限時間
前回の記事にて「生コンクリートは「生もの」のため、固まってしまったら、
現場に到着しても使い物にならなくなってしまいます。」と書かせていただきました。
実は生コンクリートには時間に縛りがあります。
その時間を超えると処分しなければいけません。それは如何なる理由があれどです。
その時間が【90分】という時間なのです。
細かく言いますと25℃を境に120分になる場合やJASS5という仕様書等によって変わってきますが、
わけわからないので無視します。
今回は【90分】が限度ということを覚えて頂きたいです。
いつからいつまで?
ではその【90分】という時間はいつからいつまでの時間なの。という疑問点について。
これもまた仕様書等によって変わってきます。
基本的には「練り混ぜを開始してから荷卸し地点に到着する」までの時間です。
なかなかあいまいです。この練り混ぜを開始するというのは「セメントと水が練り混ぜられた時」
そう。生コンが車に積まれたときの時間ではないことがポイントです。
なぜセメントと水が練り混ぜられたときからなのかは、
この二つが触れた瞬間に化学反応を起こし、硬化が始まるからです。
固まってしまっては生コンクリートは使い物になりませんからね。
次に荷卸し地点というのは単純に工事現場に到着するという意味で、
【90分】の間に到着すればいいということです。
おわりに
生コンクリートにはこのような細かい縛りがいろいろあります。
その縛り方もJIS(日本産業規格)やJASS5(建築工事標準仕様書)などによって
ちょっとずつ変わってくるので、さらにややこしいところです。
私個人的には生コンクリートという同じ製品なのだから、統一してほしいものです。
今回はこのあたりでお別れになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ドライテックナビ CSO 澤田
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